緩い繋がり (2)

 Twitterでフォローしていた方の訃報を受け取ってからしばらく経つ。彼女の生前は特にやりとりはしていなかった。完全に遠くから眺めているだけの人だった。けれど彼女の言葉が好きだったし、フォローされた時やふぁぼられた(敢えてこう書く)時は本当に嬉しかった。ああ、読んでくださったのだな、と。彼女の書く言葉が大好きだったのだ。今もまだ、たぶんこれからも。

 

 Twitterが休眠アカウントを削除していくというニュースが流れてきた。

Twitter、休眠アカウント削除へ 対象アカウントに12月11日までにログインするよう警告 - ITmedia NEWS

 彼女のアカウントもいつか消えてしまうのだろうかと悲しくなった。人は二度死ぬ、とはよく言うけれど、これじゃ「三度死ぬ」ではないか、とぼんやり思った。使われなくなってしまったアカウントを残す弊害は確実にあって、それでも残したい、残して欲しいアカウントがある。亡くなられた方の意思は、遺された方の思いは…何が最善なのかはケースによる、としか言いようがないのだろうか。

 私には人様のアカウントのことをとやかく言う資格なんかない。好きだった人がいなくなるのはとてもさびしい、それが全てである。